「医者に殺されない47の心得」近藤誠(アスコム)の感想
概要
医療とか薬とかあんまりいらないよ、と言う本です。賛否両論、毀誉褒貶いろいろあるみたい。
筆者の見解には8割がた賛成。といってもエビデンスに対して私自身が検証したわけではないし、検証するだけの医学的見識もないので単なる勘です。
あとは身近にいる医療従事者の知り合いが、筆者と同じことをよく言っているので、そんなものかな、と。
効用
したがって、本書を読んでもほとんど私自身の考えと違わないので、とても気楽に読める。「ふむふむ今やってる通りでいいのね」って具合に。難しいことや、金のかかることも読者に要求してこない。寝る前に読むと穏やかな気分で安眠できます。
とはいえ、そんなことを言ってられるのも、今現在、どこも痛いところがなく、そこそこ元気に過ごせているからかもしれない。明らかに病状が出て、病院に行かざるを得なくなった時には「薬をもっとくれー」ということになるかもしれません。
細かい矛盾
たいしたことではないですが、心得27で「体重、コレステロールを減らさない健康法を選べ」と書いているけど、心得34では「早寝早起きは最高のダイエット」とあり、痩せることを推奨しているのか否か、よくわからんところはありました。
それが言えるのは立派
心得2で「老化現象ですよ、と言う医者は信用できる」とあり、なるほど、と膝を打ったけど、そう言えるのは相当立派なことだね。以前腰痛で病院に行って、老化ですと言われたときは不愉快な気分になったし。自分も商売をしていて、お客さんにとって必要不必要のグレーゾーンの商品があったら、勧めないでいるのにはパワーがいる。
あの時のお医者さん、ありがとう。
医者に殺されない47の心得 医療と薬を遠ざけて、元気に、長生きする方法
- 作者: 近藤誠
- 出版社/メーカー: アスコム
- 発売日: 2012/12/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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