読み歩き亭

歩いて、片づけて、寝ています。

ダイエット本としての「バキ外伝拳刃」

「飢えこそが野生におけるベストコンディションなんだ」

 この発想ですね。満腹だと眠くなるし、怠くなる。

 本書の主人公の愚地独歩さんは無人島で虎と素手で戦いながら、こんなことを考えるわけですが、そこまで追い込まなくても、ハングリーに物事に挑んでいく精神はみならいたいです。

 「刃牙道」のほうでも、似たようなセンテンスがあったし、「空腹時に勉学め、空腹時に眠れ」というのもあったので、板垣恵介氏の考え方なのでしょう。たしかに板垣氏は太ってないな。

小学生向きではなかった

 小学生の息子が空手を習いたいと言っているので、モチベーションアップに何か空手のマンガはないかな、と本屋を見ていて買ってしまったのだが、そういう本ではないですね。わかってたけど。

 あと、「若き日の愚地独歩」の話なんだけど、全然若く見えません。

 範馬勇次郎のお父さんの範馬勇一郎や、「刃牙道」に出てくる佐部京一郎とのからみもあり。

 1冊読むのにかかった時間は15分でした。あっと言う間に読める。口の中に入れたとたんにサッと溶けてしまう美味いお菓子みたいなマンガだった。

 

バキ外伝 拳刃(1) (チャンピオンREDコミックス)

バキ外伝 拳刃(1) (チャンピオンREDコミックス)