読み歩き亭

歩いて、片づけて、寝ています。

寝る前に読んでやった本、5

 次男が持ってきた本は「おじいちゃんとパン」

 トーストにジャムやあんこなど甘いものをぬって食べるのが好きなおじいちゃんと孫の話。

食いたくなるからやめてくれ

 バターや砂糖もふんだんに使った甘いトーストが次々続々描かれる。絵も上手いので、滅茶苦茶食べたくなる。実物より美味そうかもしれない。

 おじいちゃんが孫に

お前の好きな 甘いピイナツのやつ しかたねえから 付き合ってやる こってりぬれ

と言うセリフがあるが、このじいさん、わかってるなー、と思う。

 そうなのだ、こういうものはこってりぬってこそ美味いのだ。

 トムソーヤーの中で、おばさんがジャムを薄くしかぬってくれない、という場面があったと思うけど、それはないよなと思う。

しかし

 こんなのばっかり食べていたら次男は「標準」から「太りぎみ」に、俺はメタボになるのは目に見えているので毎日食べたりしてはいけない。

 あんこに塩を少し入れるごとく、物語の最後にしんみりした場面があるのもいい。

おじいちゃんとパン

おじいちゃんとパン