週刊新潮は国産食品も危ないと言うけれど
だったら、何を食えばいいのか、と思う。
経済的に余裕があれば、遺伝子組み換えではない、無農薬の、信頼できる食品も手に入るだろうが、こっちはそうではない。
そこで読んだのが「体を壊す10大食品添加物」。
使用が認められている431品目の合成添加物のうち10個だけでも避けるようにしてみよう、という本。
パレートの法則
売り上げの8割は全従業員の2割が生み出している、とかいう法則があります。同様に大きな悪影響が予想される10個だけでも食べなければ、かなりましになるだろうということ。
10個すら大変
しかし、ずぼらな俺にとっては、その10個すらハードルが高かった。
そこで、書いてあったことで実際に実行しているのは3つだけである。
1、甘いものを食べたければ糖分が入っているものを食べる
カロリーオフを謳った食品は多いが、本書によればそのほとんどには合成甘味料が入っていて、砂糖より危険なのでは、ということ。
細かいエビデンスの信頼性は正直よくわからないけど、甘いものが欲しければ、有史以前から摂取している糖分を食べる方が自然な気がする。その量に問題があるのなら、量を減らして調整する。
2、某有名メーカーのパンと某有名清涼飲料水は買わない
かなりのページをさいて有名パン会社と有名清涼飲料水を告発していて、それなりに説得力があった。
パンが食べたければ地元のパン屋を利用し、清涼飲料が欲しいときは本書でおススメの三ツ矢サイダーを飲んでいる。
3、防カビ剤を使った果物は買わない
これも、カビが生えないような食品は不自然だと本能的に思うので。ちゃんとカビが生える食べ物をカビが生える前に食べたい。
でも食べたいものは食べる
とは言え、この本で「食べるな!」と書かれていても、食べたいものは食べている。
例えば亜硝酸ナトリウムは第一にやり玉に挙げられていたが、これがだめだとほとんどのハム、ウィンナー、たらこ、明太子がだめになってしまう。そんなの嫌なのでこれは無視してる。
ほかにもそういうのはたくさんあり、実に恣意的な運用となっている。全然まじめな読者ではない。上記の実行している3つも、単に俺にとって食べなくても痛痒が少ないから、という部分が大きい。
この本とは関係ないけど
週刊文春が「新潮の国産食品批判は非科学的だ」とかみつき、それに新潮が反論したりしているのは、プロレスみたいだ。
- 作者: 渡辺雄二
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2013/03/29
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